TVなどでCMが増えてきている「よりそう」の実態と評判を、
【実際の見積公開】しながらご紹介します。
よりそうは「小さなお葬式」と同じ葬儀ブローカーであり、葬儀社ではありません。
また、実際の費用は広告で謳われているセットプランの価格とはかけ離れています。
トラブルも発生しているため、十分にご注意ください。
※本記事は、著者個人の見解です。
よりそうの基本情報
葬儀社名 | 株式会社よりそう |
住所 | 東京都品川区西五反田2-11-17 HI五反田ビル 4F |
電話番号 | 03-5759-4170 |
葬儀費用 | 担当葬儀社により見積 |
備考 | 葬儀ブローカー 景品表示法違反あり |
対応地域 | 全国対応(各葬儀社に丸投げ) |
総合評価 1.0
総合評価は星1つです。
小さなお葬式と同じく、完全な葬儀ブローカーです。
葬儀の質も追加料金も、実際に申し込みをしてみるまで全く分かりません。
追加料金なしのセット料金を謳っていますが、実際には一般的な葬儀を行うだけでも高額な追加費用がかかります。
本物の見積を公開しながら、よりそうの費用と実態を解説します。
景品表示法違反あり
小さなお葬式と同じく、消費者庁から、景品表示法違反勧告を受けています。
「葬儀サービスについてあたかも追加料金がかからないかのように表記した」という違反内容です。
細かな表現を修正はしていますが、実態は変わっていないことが見積を見てもらえば分かると思います。
株式会社よりそうに対する景品表示法に基づく課徴金納付命令について
葬儀費用
親類+親しい方=40名の事前見積をご紹介します。
よりそうの見積は「1,375,650円」でした。
*聞き取りを元にしたおおよその金額です。
ただし、実際にこの金額で要望通りの葬儀を行うことはできません。
さらに、葬儀ブローカーならではの落とし穴があり、高額な追加費用がかかる場合があります。
事前見積の評価 1.5
葬儀の集客のみを行う会社だけあって、事前相談の資料や見積の体裁は綺麗で見やすいです。
ただし、以下の点が非常に不親切な見積になっています。
急ぎの場合は割引なし
今回は事前相談の見積なので、その分の割引が含まれています。
よりそう会員割 | -80,000円 |
あんしん準備シート割 | -10,000円 |
葬儀の場合、危篤で連絡をしてそのまま申し込みとなることも多数ですが、そうした際には、こちらの割引は適用されず、+99,000円(税込)が追加となります。
式場に応じて追加料金あり
今回の見積では、式場の欄が「提携式場」としか書かれておらず、見積内では「式場追加料金」は0円となっています。
よりそうでは、「5万円を超過する式場利用料は追加費用」となり、プランには含まれていません。
そのため提携の民間斎場を斡旋される場合、
10万円〜20万円の追加料金がかかることがほとんどです。
料理・返礼品価格は目安
さらに、追加オプションとなる料理や返礼品の単価は「目安」となっています。
担当する葬儀社によってはこの単価で対応できないことも多く、葬儀費用はさらに高額になってしまいます。
サービスの評価 1.5
次に、よりそうの電話対応・アフターフォローについて解説します。
電話対応 1.5
小さなお葬式よりは、オペレーターにつながるまでの時間が短い印象です。
ただし、ここでもオペレーターは葬儀についての知識は全くなく、用件に応じて担当者から折り返しますと対応されます。
葬儀対象者が危篤であったり、ご逝去後の慌てた状態では、安心して依頼できる対応ではありません。
顧客フォロー 1.5
見積送付までの時間は早いですが、あくまで担当葬儀社も決まっていない「目安」の見積なので、参考にしづらいです。
また、一度資料請求をすると相続や法要など関連サービスの案内メールが毎日のように届きます。
葬儀サービスを売り込みたいという側面があまりに強く、肝心の葬儀を控える家族へのフォローアップはほとんどありません。
費用 1.0
費用の評価は星1つです。
ホームページ内で謳っているプランは最高額のものでも55万円程度ですが、実際に見積すると130万円をゆうに超えました。
さらに、見えない追加費用を考えると、実際の葬儀費用は200万円を超えるでしょう。
悪い口コミをご紹介
抜粋
事前に会員登録していて、実際にお世話になるタイミングで電話したらプラン金額が大幅に変わっていてビックリした。
私の手元のパンフレットは第三版、電話口の人からは最新版は第七版ですと言われたけど、そんなにコロコロ金額変わるの?って思って正直引いた。
抜粋
持病で急死した父に勝手にコロナと決めつけて説明もなしに20万上乗せされた。
おかしいと思い、よりそう担当に報告しても「こちらでは何もできません」と言われた。
喪主の名前も何度もやり取りしているのに死亡診断書の記入欄、のちのお墓パンフレットも全て名前が間違えられていました。
抜粋
僧侶から「悪口は言いたくないが、読経を読む時に座る肘のついた椅子がなく、座布団もなかった。僧侶になって初めて。」と聞かされました。
アシスタントの女性もマナーが悪く、仕事をイヤイヤしてる様に見えました。
抜粋
病院で亡くなったので、死亡診断をしてもらい、いざ連絡を取ってみると、
提携先からの連絡で、人手がないので対応ができないとのこと。
ちょっと待って、このタイミングで?
頭が真っ白になりました。
再度、よりそうに連絡を入れてみると、なんと同業他社を紹介されました。
しかも電話番号を教えるので、あとはそっちでやってくださいとの対応。
費用やスタッフ対応に関する重大なクレームはもちろん、
事前相談をしていても人手がなく葬儀ができないケースも、1件だけではありません。
費用面ではなく、安心安全な葬儀を行うためにも、葬儀ブローカーは使ってはいけません。
良い口コミをご紹介
抜粋
私たちの希望する内容であればいけそうだったのでこちらでお願することにしました。
抜粋
特にトラブルもなく無事に葬儀を終えることが出来て助かりました。
良い口コミも、「無事に終えることができた」「こだわりがなかったのでこれで良かった」というものが中心です。
そうした口コミも、結局「割り当てられた葬儀社さんが当たりだった」というだけでしょう。
メリットとデメリット
よりそうのメリットはありません。
小さなお葬式と同じく、葬儀ブローカーとして、専門知識のないオペレーターが受付をして提携葬儀社に丸投げするだけです。
ほとんどの地域に、きちんと事前相談を受けていらっしゃる地場の葬儀社様があります。
そうした葬儀社に相談をした方が、結局費用を抑えた葬儀を行うことができるのです。
よりそうのデメリットは数多くあります。
・最悪、葬儀を行うことができない
・高額な追加費用がかかる
・葬儀社に雑な対応をされる
・関連サービスをしつこくすすめられる
・参列者にも不快な思いをさせる
ぜひこうした「よりそうの実態」を知っていただき、ご注意いただければと思います。